側近・甘利氏発言は「観測気球」だった?
さらに、安倍氏の側近として知られる自民党の甘利明税調会長は8月16日朝放送の報道番組「日曜報道 THE PRIME」で、
「総理にはちょっと休んでもらいたい。あの人は責任感が強いから。私が秘書官に『休ませてくれ』と、いくら言っても聞かないんですよ。自分が休むことが罪だっていう意識まで持っちゃっていますから、強制的にですね、数日でいいです。休ませなきゃならない」
などと過労の可能性を指摘していた。安倍氏はその前日の8月15日行われた全国戦没者追悼式で式辞を述べたが、例年に比べて声の張りもなく、疲れを隠せない様子だった。
安倍氏は、19年は3月30日と10月26日の2回、人間ドックで慶応病院を訪れていた。20年の人間ドックは6月14日に済ませたばかりだった。甘利氏の発言は慶応病院行きを念頭に置いた観測気球だった可能性もある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)