極楽とんぼの山本圭壱さん(52)を皮切りに、品川庄司の庄司智春さん(44)、ココリコの遠藤章造さん(49)ら「軍団山本」と呼ばれる吉本興業所属のお笑い芸人が、相次いで新型コロナウイルスに感染した。
YouTube配信での感染予防が不十分だった可能性があるという。
動画は「所属事務所の判断で非公開」
吉本興業ホールディングスの発表によると、山本さんが2020年8月13日、庄司さんとじゃぴょん桑折さん(47)が14日、遠藤さんが15日にコロナ陽性と診断された。この4人は8日に、YouTubeでライブ配信を行っていた。
遠藤さんはインスタグラムで16日、
「この度は、YouTubeの撮影の際、感染対策が不完全だった為に、集団感染が起こってしまった可能性があります。感染予防、拡大防止に適してなかったYouTube動画に関しては、所属事務所の判断で非公開としております」
「自分たちの対策の甘さからこの様な事になり本当に本当に申し訳ありませんでした」
などと投稿。庄司さん、桑折さんのツイッターにも同様の文章が掲載された。
SNS上では4人の回復を願って、
「そんなに謝らなくていいですよ! お大事に」
「こんな時だから色々大変だと思いますが、普通に生活してたって感染してしまうのだから、謝らなくていいと思います」
「かかったことは悪いことではありません。立場上謝ったりしなければならないのかもしれませんが、まったく謝る必要はないです!」
などと、労わる声が寄せられている。
「ロザン宇治原の指摘」に注目が
そんな中、「図らずもロザンがYouTubeで指摘してた事が現実に起こってしまったね」との反応も。YouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」へ10日に投稿された動画「吉本のYouTube撮影のガイドラインを守っていない芸人がいる」では、同じ吉本興業所属、ロザンの宇治原史規さん(44)が、吉本芸人にはYouTubeなどの撮影向け感染防止ガイドラインが定められ、そこでは「これくらい(出演者の距離を)離せ」といったことが書かれていると明かしていた。
一方で、宇治原さんが見たところ、若手はガイドラインを守っている傾向があるが、視聴者数が多いチャンネルや、「名のある方」にも準拠してない例が見受けられたという。動画内で、具体的な個人名やコンビ名などは出されなかったが、今回のニュースを受けて、その類似点を思い浮かべた人も多いようだ。