「たくさんの門人が実際に購入してプレイ」
天心流兵法公式チャンネルにはさっそく「Ghost Of Tenshinryu」というプレイ動画がアップされている。
「たくさんの門人が実際に購入してプレイさせていただいております。剣技に生きるもよし、サブクエストを味わい尽くすもよし、またインスタ映えするようなスクショ撮影にのめり込むもよし。手軽にプレイできながら、どこまでもやりこみ要素がある、スルメ系のゲームだと思います」
ゲーム発売後のツイッター上には、このような声があがっている。
「昨夜、『Ghost of Tenshinryu』(『Ghost of Tsushima』のモーションアクターとかをつとめた天心流の師家がゲームをプレイする)を観ていたのだが、血振るいで『このモーションは多分井手先生』とか『斬った血は自分の服ではなく敵の服で拭うのが天心流の教え』という細かいコメントが面白かった」
「全然知らんかったんだけど、Ghost of Tsushimaでモーション協力した古武術天心流兵法さんとこってフリー素材写真配布してたんだねwwwwちょwwはよ言ってやwwマジでwいや、これフリーって何ww太っ腹すぎww」
と、過去に画像素材サイト「ぱくたそ」に提供した写真までもが話題となった。団体によれば、メイド抜刀で話題となった滝沢代範が様々な装束での動画・写真などを発表していることを受けて、「ぱくたそ」から素材の撮影対象としたいと声がかかったという。
「もともと当流では、天心流の写真や動画のトレス、模写での利用を全面的フリーとしておりました。これは近年、いわゆる模写、トレスが様々な創作物で問題となっており、高度情報化社会における創作のひとつの課題でもあり、そうした活動にお役に立てればということではじめました。もちろんこれで当流を知っていただければ、PRにもつながります」
そして、SNSなどで積極的に「実態」を伝えたいという考えを明かした。
「この界隈では、いわゆる〇〇警察と揶揄されるような有る種の監視的、批判的な態度を取る人が少なくありません。確かに創作において扱われることで、あまりに行き過ぎた間違いや誤解が広まるというリスクや弊害もあります。しかし現代では各々にSNSに代表されるオウンドメディアで積極的に情報を発信することで、実態としての姿を積極的に伝えることが出来るようになりました。
この現代社会において、積極的に他の文化と交わり、一種の社会的貢献を行うのは、実生活上では必要ない文化を保存する上で欠かせないことだと考えております。基盤となる伝統は不変ですが、その活かし方は多様に存在します」