ホテル、レジャーの現場からも悲鳴 大手20社決算にみる「鉄道部門以外も苦戦」

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ターミナル駅立地のデパートの休業、プロ野球の開幕延期も・・・

   鉄道各社が運営する、ターミナル駅に立地するデパートなどもコロナ禍で休業を余儀なくされ、売り上げが大きく減った。

   名古屋駅近くに「ジェイアール名古屋タカシマヤ」など2つのデパートを運営する会社を傘下に持つJR東海は、休業と再開後の客足の鈍い戻りの影響を受け、流通部門の売上高は前年同期比61%減の252億円にとどまり、64億円の赤字に。JR東、JR西も流通部門の赤字はそれぞれ103億円、55億円となった。

   私鉄各社もデパートをターミナル駅に持つが、郊外や住宅地でスーパーも多く運営しており、「家ごもり消費」で食料品や日用品などが売れたため、デパートでの損失をある程度カバーできた。一方で、JRの流通部門はターミナル駅のデパートやそれに付随する事業が大きな割合を占めていたため、赤字幅が大きかったようだ。

   他にも、開幕を延期したプロ野球の収益が落ち込んだ阪急阪神ホールディングスなど、各社が抱える球団事業も不振だった。

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