救急車サイレンでも車10台以上が止まらず 動画で物議、現地の消防本部に状況を聞いた

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「支障は聞いていないが、サイレンは聞こえるはず」

   消防署が管内にある館林地区消防組合の消防本部総務課は8月12日、投稿された動画の内容を把握しており、「新庁舎に移転・新築した4月から現在まで、救急隊員に状況を聴取しています」と取材に明かした。

   そして、「今のところ、現場の隊員から救急活動への支障は聞いていません。動画を見て、その内容に驚いています」と答えた。消防本部全体でも、ドライバーのマナーが大きな問題になっているわけではないという。

   ただ、「現場には早く行かないといけませんし、患者は早期に搬送したいので、今回のようなことがあっては困りますね」とは話した。

   交差点を横切る車にサイレンが聞こえたりするかについては、こう説明した。

「音量を抑えてはいませんし、実際は十分な音量で鳴っていますので、通常であれば聞こえるはずだと思います。今回は、通常のサイレンとは違う、ウーというモーターサイレンも鳴らしており、場合によっては、隊員が直接アナウンスすることもあります」

   以前の旧庁舎では、救急車などの出動時に、前の道路で信号を赤にする制御装置が備え付けてあったという。新庁舎では、今回の交差点が少し離れているために装置を付けなかったのかどうかについては、「警察の管轄ですので、こちらでは分かりません」としている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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