原口氏「よく『提案型野党』だと言う人がいるが」...
奥野総一郎衆院議員も
「今日の玉木代表の判断は本当に残念です。大きなかたまりを作る、衆参一体の合流を掲げてきた玉木代表が自ら党を分断するとは」
と書き込んだ。原口一博国対委員長は、12日朝に公開した動画メッセージで、玉木氏の名指しこそ避けたものの、
「よく『提案型野党』だと言う人がいるが、政治は提案して終わりではない。提案したものを実現しなければいけない。実現するためには、民主主義においては数が必要」
などと政治姿勢を疑問視した。
現時点で、衆院で合流新党に加わらないことを示唆したのは、20年7月に入党したばかりの山尾志桜里衆院議員ぐらいで、
「この国には、政策提案型の中道政党が必要だと思う。私は、その道を歩みたい」
とツイートした。
19年の参院選で候補者が競合した経験などから、参院では立憲と国民の間には溝が残る。国民が立憲との協議で掲げた条件のひとつに「参院で信頼醸成の努力をする」を盛り込んだほどだ。そのため、衆院よりも参院の方が合流に否定的な議員が多いとみられるが、どの程度の人数が玉木氏に同調するかは未知数だ。8月12日17時時点で、国民所属の参院議員で分党について直接言及しているのは森本真治参院議員のみだが、その是非については明らかにしていない。
「現段階では同僚議員とともに情報を確認している段階であります。来週以降両院議員総会で詳細の説明がされる予定のため、それまでは待つしかありません」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)