ラミレス采配裏目で連勝ストップ 「敬遠策から失点」続く

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   プロ野球のDeNAは2020年8月11日、横浜スタジアムで阪神と対戦し2-9で敗れた。先発・井納翔一投手(34)が5回まで1失点の好投を見せたが6回に自身のけん制ミスなどもあり2失点。打線は阪神先発オネルキ・ガルシア投手(31)に7回まで1点に抑えられた。これでチームの連勝が「3」でストップ。首位・巨人とのゲーム差を縮めることが出来なかった。

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立ち上がり苦しむガルシア攻略出来ず...

   流れが変わったのは6回だった。1死1塁の場面で井納の1塁へのけん制が悪送球となり、1塁走者の木浪聖也内野手(26)が一気に3塁へ。1死3塁とピンチが広がりジェリー・サンズ外野手(32)にタイムリーを許した。2死2塁からジャスティン・ボーア内野手(32)を申告敬遠で歩かせ2死1、2塁。これが裏目に出て梅野隆太郎捕手(29)にタイムリーを打たれ追加点を許した。

   2点ビハインドの7回にはパスボールから1失点。9回には4番手・平田真吾投手(30)が大きく乱れた。先頭・植田海内野手(24)に死球を与えると2者連続ヒットを与え無死満塁。このピンチに木浪にタイムリーツーベースを許し2点を失った。なおもピンチは続き、1死2、3塁の場面で大山悠輔内野手(25)を申告敬遠で歩かせ塁を埋めた。ところが続く福留孝介外野手(43)に押し出しの四球を与え、またも采配が裏目に出た。

   この日のDeNA打線は、立ち上がり制球に苦しむガルシアを捕らえ切れなかった。初回、2番・楠本泰史外野手(25)に本塁打が飛び出し同点とするも、その後はゼロ行進。2回と3回はそれぞれ先頭が四球で出塁。3回は2つの四球で1死1、2塁のチャンスをつかんだが、4番・佐野恵太外野手(25)が空振り三振、5番ホセ・ロペス内野手(36)がショートフライに打ち取られた。

ソト、オースティンに続いて梶谷が欠場

   この日、開幕から全45試合に1番打者としてスタメン出場していた梶谷隆幸外野手(31)が欠場した。10日の阪神戦で左かかとを痛めたためで、アレックス・ラミレス監督(45)は梶谷に代えて桑原将志外野手(27)を起用し、2番には楠本を今シーズン初めて先発で起用したが、ネフタリ・ソト内野手(31)、タイラー・オースティン外野手(28)に続いて梶谷を欠いた打線は2点を奪うのがやっとだった。

   この日はけん制悪送球、パスボールなど守備の乱れからの失点に加え、指揮官の敬遠策が裏目に出た。首位・巨人の試合がなく、ゲーム差を縮めるチャンスだっただけにホームでの連勝ストップは痛手となる。チームは8月に入ってから好調を維持し、首位・巨人を2.5ゲーム差で追いかける。巨人追撃の1番手とされるDeNA。首位浮上は指揮官の手腕にかかっている。

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