多くの路線に乗り入れる車両を開発する苦労
17000系が走る有楽町線、副都心線は、東京メトロ以外線にも西武有楽町線・池袋線、東武東上線、東急東横線、横浜高速みなとみらい線と、多くの路線に相互乗り入れする。そのため、車両は(1)地下鉄部分は駅間が短く、急加速・急減速が必要(2)急な曲線を曲がる性能も必要(3)乗り入れ先では高速で走る必要も必要(4)各社で必要な機能や機器配置を共通化する必要がある、といった様々な条件を満たす必要がある。
東京メトロの車両部設計課の荻野智久課長は、
「インテリア(内装)やエクステリア(外装)だけではなく、搭載されている機器が、(相互乗り入れしている各社)それぞれに長年(の時間を)かけて、信頼性や有益性を評価してきた技術を統合した車両になっている。この車両が、お客様の日常を限りなくしっかりと支えて、末永く愛される電車になることを願っている」
などと、外から見えにくい部分の性能もアピールしていた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)