元宝塚・七海ひろきの「ガラシャ様」にファン魅了 舞台「刀剣乱舞/灯」初出演が好評

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   舞台「刀剣乱舞」シリーズの最新作の科白(せりふ)劇「舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶」(「綺伝 いくさ世の徒花」には打ち消し線)が2020年8月9日に千秋楽を迎えた。

   千秋楽公演は東京・日本青年館ホールでの上演と共に「DMM.com」上でもライブ配信された。多くのファンが視聴したこの公演で一躍話題に上ったのが、シリーズ初の女性キャストとして出演した七海ひろきさんだった。

  • 細川ガラシャとして「舞台『刀剣乱舞』」に初出演した七海ひろきさん(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)2015-2020 DMM GAMES/Nitroplus
    細川ガラシャとして「舞台『刀剣乱舞』」に初出演した七海ひろきさん(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)2015-2020 DMM GAMES/Nitroplus
  • 細川ガラシャとして「舞台『刀剣乱舞』」に初出演した七海ひろきさん(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)2015-2020 DMM GAMES/Nitroplus

「ガラシャ様の女になりそう」という感想

   2019年に宝塚歌劇団を退団するまで男役を演じてきた七海さんにとって退団後初の女性役だったが、ジェンダーレスなガラシャ像をものにして観客を魅了していた。七海さんはこの公演唯一の女性キャストとして細川ガラシャを演じた。戦国時代に生きた実在の細川ガラシャをモデルに人物像は造形されている。

   7月16日に東京・品川プリンスホテル ステラボールで公演が開幕すると、舞台について観客からは「ガラシャ様の女になりそう」という感想があらわれ始めた。公開されていた細川ガラシャのキービジュアルは和装の女性的な扮装だが、劇が進むと全く正反対の洋装姿もあらわになる。このギャップを七海さんはものともせず、宝塚時代に培った所作や殺陣(たて)をも生かし、舞台上で存在感を大いに示していた。

   「ガラシャ様の女」というインパクトの強い感想からは、舞台「刀剣乱舞」に新風を吹き込んだ七海さんが観客にとってどれだけ衝撃的だったかがうかがえる。また後半の洋装姿(一部のファンからは「第二形態」とも呼ばれた)には、「まるでオスカル様」「トート閣下」といった感想も見受けられた。いずれも宝塚の代表的演目「ベルサイユのばら」「エリザベート」の役名で、宝塚・刀剣乱舞双方のファンにとっても強い印象を残したようだ。

   8月9日の千秋楽はDMM.comでも同時配信されており、見逃し配信も含めて多くの視聴者により七海さんのガラシャについての感想がツイッターにも多く投稿され、「ガラシャ様」もトレンドの上位にのぼった。

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