キャンパスに立ち入ったことがない大学1年生が続出してしまった2020年度
これらの声が上がってしまう理由だが、それはもちろん新型コロナウイルスの流行が原因だ。2020年度においては、多くの大学が新学期を開始するも、コロナの流行を鑑みてオンライン授業を行いつつ、キャンパスへの立ち入りを制限している。「立青大学」という名前にちなんで(?)、立教大学と青山学院大学の前期授業についてそれぞれの公式サイトを確認すると、
「春学期の授業は、全期間すべての開講科目をオンラインで実施します」(立教大学)
「5月1日(金)から開始した本学の前期授業は、オンライン化が困難な授業を除き、原則として学期終了まですべてオンライン形式で実施しています」(青山学院大学)
との発表がなされていたほどだ。
つまり、今年度はドラマの中で描かれているような授業風景やサークル活動をいまだ経験していないという大学1年生が多数存在しているのだ。そのような1年生たちが「親バカ青春白書」を見てしまったら......ドラマを羨望の眼差しで見ないわけがないだろう。
なお、ドラマの公式ツイッターを見ると、第3回の放送内容として、同回もガタローとさくらのサークル探しは続くことが予告されている。あこがれの大学生活がドラマの中だけになってしまっている現状がいつまで続くかが分からない以上、前述のようなドラマへの羨望の声は今後も噴出してしまうだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)