「生きてさえいれば、希望があります」
逮捕の報を受け、周庭氏がかつて力を入れていたツイッターの投稿内容にも注目が集まっている。周庭氏はツイッターを通じ、日本語で香港民主化への思いなどを発信していた。
国安法成立直前の6月28日、周庭氏は「香港で自由や民主主義のために戦う人たちは、自由や命を失うことも考えないといけないということが、本当に悲しい。私も、たくさんの夢を持っているのに、こんな不自由で不公平な社会で生き、夢を語る資格すらないのか。これからの私は、どうなるのか...」と不安を口にし、
「いつかまた日本に行きたいなぁ」
と日本への思いについて語っていた。
また28日には、国安法の成立後「国家分裂罪」と「政権転覆罪」に問われると最高刑罰は無期懲役になる可能性があることについて言及。「日本の皆さん、自由を持っている皆さんがどれくらい幸せなのかをわかってほしい。本当にわかってほしい...」と思いを吐露していた。
そして国安法成立当日の6月30日、周庭氏は以下のようにツイートした。
「絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。生きてさえいれば、希望があります」
この投稿を最後に、周庭氏のツイッターは更新されていない。
香港で自由や民主主義のために戦う人たちは、自由や命を失うことも考えないといけないということが、本当に悲しい。私も、たくさんの夢を持っているのに、こんな不自由で不公平な社会で生き、夢を語る資格すらないのか。これからの私は、どうなるのか...
— Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) June 27, 2020
いつかまた日本に行きたいなぁ。