「スピードを殺さずにボールを押し、フォロースルーで運ぶように」
では、どのようなシュートをすべきか。
それについて、池田氏が『サッカー批評issue.29』(双葉社)でも詳細に語っていたので抜粋する。
「世界のトップレベルの選手を見ると、お尻の下からハムストリング(太ももの裏側の筋肉)にかけて非常によく発達しています。これは彼らが大腿四頭筋とは反対に身体を加速させる筋肉を使ってボールを蹴っているからです。ロベルト・カルロスのFKは典型的でしょう。長い助走距離から最大限に加速して走り抜けるような蹴り方を見せられると、その違いを痛感させられます」
池田氏の「走ってきたスピードを殺さずにボールを押して、フォロースルーで運ぶように」というシュート理論がスタンダードになって欲しい。
(石井紘人)