銀座のお店が、枠を超えて協力し... 「もの繋ぎプロジェクト」がつくる可能性

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地元老舗と大手企業の交流の機会にも

   そんな銀座に元気を取り戻すきっかけを作ろうというのがプロジェクトの狙いだ。「単に商品を交換するのが目的ではなく、交換をきっかけにネットワークを強め、新しい一歩を作りたい」とある参加企業は説明する。

   当初は50回を想定していたが、参加したいというお店が相次いだため100回程度に増やした。その「殿(しんがり)」に予定されているユニクロ東京は、銀座の各店のロゴなどをデザインしたTシャツを製造して販売し、利益の一部を地域に寄付する計画だ。同じ銀座で商売をしていても、世界に通用する大手企業と歴史ある老舗企業との接点はそう多くはない。プロジェクトは商品の交換を通じて互いを知り合う機会を提供しており、今後、銀座という地域ぐるみでさまざまな活動が沸き起こる可能性もある。

   感染が再び拡大し、さまざまな企業には苦しい状況が続く。地域の輪によって歩を進めようという銀座の取り組みは注目を集めていきそうだ。

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