中止相次ぐなか「リアル同人誌即売会」を模索 「感染防止」のユニークな工夫とは

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頒布部数が「5分の1」に

   現在はこのような努力のもとで、同人誌即売会が開催されている。しかし、kasumiさんによれば同人誌の頒布部数は例年の5分の1に落ち込んだという。Kasumiさんはその背景について、自身のブログ「プリキュアの数字ブログ」でこう分析した。

「サークル参加、一般参加ともにいつもの3分の1位の規模だったので、そんなものなのかなと思います。会場をブラブラ見て回る、というよりも『目的の本のみを買う』方が多かった様です。この先の同人イベントでは『ウインドウショッピング型』のぶらぶら見て回ってピンときたものを買う、といった購入スタイルは減って、目的の本を事前に調べてそれのみを買うスタイルになっていく様な気がします。そうなると『事前の告知』が今まで以上に更に重要になってくるのじゃないかと思います」

   このように頒布数や参加者数の減少、たくさんの課題はあるものの、サークル参加者たちはみな楽しかったと述べる。ぢゅびろさんは、イベントの感想についてこうコメントした。

「そんな中でもお立ち寄りいただいてご購入された方がいらっしゃり、いちサークル主として大変嬉しかったです。とても励みにもなりました、有難うございます!同人を嗜まれる皆さま各々の事情でイベント会場に赴くのが大変難しい状況であったり、参加に対して大きい不安を抱えている方は少なくないと思います。参加を悩まれている方はぜひとも、今回自分が発信したものだけではなく、他の方のレポートや感想をご覧になって参考にされてみてください」

   月光星さんは、イベントの参加については悩んでいたと葛藤を明かした。

「広島コミケは見た目沢山の人が賑わう、怖いという印象は持ちませんでしたが私もサークル参加に非常に悩んでいました。心の中では運営側が中止してくれないかと、前日までねがっていたくらいです。けちな話になりますが中止にならないと金銭の払い戻しなどがないので、、、と思い近隣だったこともあり参加を決意しました」

   しかし、イベント自体は楽しかったと述べる。

「イベント自体は変わらず楽しかったです!喋るのは申し訳ないので お手紙をもってきて下さった人がいて、とても嬉しくかんじました」

   kasumiさんも、今後できる範囲で参加したいと抱負を述べた。

「イベント自体はいつもと変わらず楽しかったですし、運営側も対策はしっかりしていたと思います。同人イベントの火を消さないためにも、今後も出来うる範囲で参加していきたいとは思います。(が、同人イベントでクラスタ発生、となって同人イベントがバッシングされてしまうのも怖いので悩みどころです)」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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