中止相次ぐなか「リアル同人誌即売会」を模索 「感染防止」のユニークな工夫とは

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   新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、多くの同人誌即売会が開催の中止となり、「エアイベント」といったオンラインイベントや、バーチャル空間での同人誌即売会を試みる動きが広まっている。

   一方で、感染症対策を実施したうえでのオフラインイベントを模索する動きもある。J-CASTニュースは、そのようなウィズコロナの同人誌即売会に出展したサークル参加者に、イベントの様子や感染症対策について、メールやツイッターを通して取材を行った。

  • ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供
    ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供
  • ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供
    ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供
  • kasumiさんの用いたコイントレイ(プリキュアの数字ブログより)
    kasumiさんの用いたコイントレイ(プリキュアの数字ブログより)
  • 「レインボーフレーバー22」例年の約1/3規模だという(プリキュアの数字ブログより)
    「レインボーフレーバー22」例年の約1/3規模だという(プリキュアの数字ブログより)
  • 「レインボーフレーバー22」のサークル参加状況。黒はもともと空きスペース、赤は当日辞退のサークル。kasumiさんは「メモと記憶で書いているので間違いはあると思います」と述べる。(プリキュアの数字ブログより)
    「レインボーフレーバー22」のサークル参加状況。黒はもともと空きスペース、赤は当日辞退のサークル。kasumiさんは「メモと記憶で書いているので間違いはあると思います」と述べる。(プリキュアの数字ブログより)
  • ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供
  • ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供
  • kasumiさんの用いたコイントレイ(プリキュアの数字ブログより)
  • 「レインボーフレーバー22」例年の約1/3規模だという(プリキュアの数字ブログより)
  • 「レインボーフレーバー22」のサークル参加状況。黒はもともと空きスペース、赤は当日辞退のサークル。kasumiさんは「メモと記憶で書いているので間違いはあると思います」と述べる。(プリキュアの数字ブログより)

「イベント自体はコロナ渦前と比べると参加率は低く、まったりとした雰囲気」

   赤ブーブー通信社は2020年8月2日、感染症対策を講じ、東京ビッグサイト青海展示棟で同人誌即売会「TOKYO FES Mar.2020」を開催した。展示面積は2万3240平方メートルで、そこそこ大きなイベントだ。参加者の検温や換気のためのシャッターの解放、物理的距離を確保した館内レイアウトを行うなどの対策を取り、参加者にはマスクの着用や「b2-online入場認証システム」への登録を呼び掛けた。b2-online入場認証システムでは、万が一感染者が発生した場合に、クラスター対策が取れるよう、個人を特定しない形で感染発生の通知メールを行う。

   同イベントにサークル出店で参加した「ぢゅびろ」さんは、

「イベント自体はコロナ渦前と比べると参加率は低く、まったりとした雰囲気でした」

と語る。感染症対策は参加者によって多様だったとし、ツイッター上にイベントの感想を投稿した。

ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供(記事用に再編集済)
ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供(記事用に再編集済)
ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供(記事用に再編集済)
ハンドル名「ぢゅびろ」さん提供(記事用に再編集済)

   ぢゅびろさんは、用意してよかったものとして飛沫防止の「ビニールカーテン」を挙げる。スーパーや商業施設百貨店のものを参考にして自作したという。必要なものは、T字型ポスタースタンド、ビニールカーテン、突っ張り棒、テープ。

「イベント設営時に使用しているT字型ポスタースタンドを用いてビニールカーテンを吊るしました。更に、カーテン上部の筒穴に突っ張り棒を通して垂れ落ちないよう工夫しています。また、下部の方は風でなびかないようテープ留めしました」

   また、別の方法でビニールカーテンを設置したサークルも参考になったと述べる。

「OPP袋のような薄手で透明感がある袋をつなげていたのが良いですね。設営に少し手間はかかりますが軽くて持ち運びしやすそうだなと。自分が使用したビニールカーテンは厚手でしっかりとした作りですが、折ることができず持ち運ぶのに嵩張るため、荷物をコンパクトにできるようにしてみたいですね」
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