誹謗中傷に「冗談半分で言ったら人生終わっちゃう」 HKT田中美久が「厳しく警告」する理由

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   芸能人に対するSNSでの誹謗中傷が問題化する中、芸能人の側も強い態度で臨むケースが出始めた。

   例えばHKT48の田中美久さん(18)は、動画配信サービス「SHOWROOM」の配信に寄せられた中傷コメントに対して「冗談半分でそういうこと言ったら、本当に捕まえられて人生終わっちゃうから」などと警告。「今、事務所めっちゃ厳しいんですよ、そういうのに」とも話した。HKT48では2020年春から運営体制が変更されたのを機に、誹謗中傷や名誉毀損(きそん)に対して厳しく対応する方針を打ち出しており、すでに警察に相談している事案もあるという。

  • HKT48の田中美久さん(2020年1月撮影)。中傷コメントには厳しい態度で臨む
    HKT48の田中美久さん(2020年1月撮影)。中傷コメントには厳しい態度で臨む
  • HKT48の田中美久さん(2020年1月撮影)。中傷コメントには厳しい態度で臨む

画面のスクリーンショットで「証拠保全」

   ツイッターやSHOWROOMといったプラットフォーム側も、誹謗中傷を繰り返すアカウントを凍結・停止するなどの対応を行ってはいる。だが、凍結・停止されても別の名前で新たにアカウントを開設して誹謗中傷を繰り返す者がいるため、いたちごっこが続いているのが実情だ。

   8月2日午後のSHOWROOM配信でも、そんな中傷コメントが視界に入り、田中さんは

「名前変えていくんだもん、通報してもブロックしても。なんでそんなに構ってほしいの?」

と語気を強めた。さらに、書き込んだ人物が特定されて逮捕される可能性もあるとして、

「警察通報するよ?最近厳しくなって、言ったら多分捕まえてくれるんですよね」
「だから、みんな気をつけてね、マジで。冗談半分でそういうこと言ったら、本当に捕まえられて人生終わっちゃうから。今、事務所めっちゃ厳しいんですよ、そういうのに。厳しいというか、ちゃんと対処してくれるから」

などと警告。画面のスクリーンショットを撮って「証拠保全」した。

すでに警察に相談している事案も

   HKT48の運営会社はAKS(現・ヴァーナロッサム)から「マーキュリー」として独立し、20年度から新体制が本格的にスタートしている。田中さんの「今、事務所めっちゃ厳しいんですよ」という発言は、新体制発足を機に運営会社が誹謗中傷に厳しく対処する方針を打ち出したことを指す。HKT48の広報担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、すでに警察に相談するなどの対応が進んでいる事案があることを明らかにした。

「新体制のもと、誹謗中傷や名誉棄損には厳しく対処する方針を定めており、既に警察にはメンバーに対する名誉棄損に該当すると思われる案件をご相談しております」

   さらに、運営会社とメンバーとのコミュニケーションについては、

「誹謗中傷や名誉棄損に対しては、会社として断固とした対応を取ること、また、誹謗中傷等のコメントが寄せられた際は、些細なことでも随時、社に報告・相談するよう、メンバーには伝えております」

と説明している。

   AKB48グループのメンバーに対する誹謗中傷をめぐっては、すでに逮捕事案も出ている。警視庁は7月21日、新潟市を拠点にするNGT48のメンバー5人をツイッターで中傷したとして、都内の職業不詳の男(50)を名誉毀損容疑で逮捕したことを発表している。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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