すでに警察に相談している事案も
HKT48の運営会社はAKS(現・ヴァーナロッサム)から「マーキュリー」として独立し、20年度から新体制が本格的にスタートしている。田中さんの「今、事務所めっちゃ厳しいんですよ」という発言は、新体制発足を機に運営会社が誹謗中傷に厳しく対処する方針を打ち出したことを指す。HKT48の広報担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、すでに警察に相談するなどの対応が進んでいる事案があることを明らかにした。
「新体制のもと、誹謗中傷や名誉棄損には厳しく対処する方針を定めており、既に警察にはメンバーに対する名誉棄損に該当すると思われる案件をご相談しております」
さらに、運営会社とメンバーとのコミュニケーションについては、
「誹謗中傷や名誉棄損に対しては、会社として断固とした対応を取ること、また、誹謗中傷等のコメントが寄せられた際は、些細なことでも随時、社に報告・相談するよう、メンバーには伝えております」
と説明している。
AKB48グループのメンバーに対する誹謗中傷をめぐっては、すでに逮捕事案も出ている。警視庁は7月21日、新潟市を拠点にするNGT48のメンバー5人をツイッターで中傷したとして、都内の職業不詳の男(50)を名誉毀損容疑で逮捕したことを発表している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)