学校側「交通量が多くて狭い公道で、事故があっては困る」
「高校生は、前日にもビラまきをしていて、子供が集まったり、逆に避けたりして、交通量が多くて狭い公道で事故があっては困ると考えたと聞いています。車がクラクションを鳴らすこともあって、生徒が登校する際の安全確保を考えたということです。ビラをまく行為は禁止できませんので、表現の自由を侵害する意図はないです」
副校長が高校生にした発言については、「動画の内容を詳細に把握していないので、コメントは差し控えさせてください」とした。
高校生を警察に通報したことについては、こう話した。
「高校生が注意を受けられなかったため、当事者同士で解決できないと考え、警察に相談しました。そのやり取りの中で、副校長の体に当たったと聞いています。ケガについては、確認していません。注意するのは、生徒の登校を見守る活動の一環で、公務に入ると考えています」
一方、碑文谷署の副署長は、学校側の対応について、取材にこう答えた。
「先生が学校周辺を警戒しており、公務として仕事をしていたと考えています。先生が高校生を取り押さえなくても、暴行の事実が成立していれば、先生による私人逮捕になります。ケガがあったのかは、捜査中でお答えできません」
高校生を20日間も勾留したことについては、こう説明した。
「高校生が黙秘されたので、身柄拘束しました。期間については、検事の判断ですので、お答えできないです」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)