ビラまき高校生「私人逮捕」騒動、いったい何が? 目黒区教委、碑文谷署の見解を聞く

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高校生の所属団体は、「学校や警察による不当逮捕だ」と主張

   これに対し、副校長は、こう言い返した。

「はい、さようなら。はい、どうぞ。そりゃもう、お互い警察で証明しましょうか。呼びますね。逃げるなよ」

   副校長が携帯で110番通報をしている様子で、動画が終わっている。

   碑文谷署にJ-CASTニュースが8月4日に取材して聞いたところによると、副校長の通報で署員らが駆け付け、高校生を任意同行したうえで、7月8日中に公務執行妨害の疑いで逮捕した。

   同署では、7月14日に高校生宅の家宅捜索も行い、高校生は、28日に処分保留のまま釈放した。同署では、8月4日現在も捜査を続けている。

   高校生が所属する団体の日本自治委員会は7月9日、学校や警察による不当逮捕だと公式サイト上で見解を出した。その後、高校生が釈放されたことを報告し、31日付でさらに経緯を含めた見解を明らかにした。そこでは、学校に対し、公道で注意したのは公務とは言えず、ビラまきを妨害した表現の自由への侵害でもあるとした。警察に対しては、20日間も高校生を勾留したのは不当逮捕であり、人権侵害だとして、同署に抗議文を出したとしている。

   副校長が高校生に注意したことについて、目黒区教委の教育指導課は8月4日、取材にこう説明した。

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