玉木氏の「直談判」要求も...
今後の合流協議は、協議の進め方そのものも議論の対象になりそうだ。この日、枝野氏の会見は13時45分に始まり、国民民主党の玉木雄一郎代表の会見は14時にスタート。ほぼ同じ時間帯に行われた。玉木氏は、幹事長間の協議が「膠着しているのも事実」だとして、
「そろそろ党首間で、しっかりと直接協議をすることが必要ではないか」
として、枝野氏に党首会談を呼びかける考えを示した。玉木氏は「内々に、幹事長から、先方の幹事長に伝わっていると理解している」とも話し、幹事長レベルで非公式に打診していることも明かした。
一方の枝野氏は、党首会談を開いて玉木氏を直接説得する可能性について「現状はありません、幹事長にお任せしています」と否定。
「幹事長でまとまらないものを、それ以外のところで話をしてもまとまるとは思っていない」
とも述べた。
記者からの質問で枝野氏の発言を知った玉木氏は、
「ナンバー2どうしに与えられた権限、判断の範囲と、トップが決めるべき権限と範囲は、自ずと違うと思う。最後は、どういう結論になるにせよ、代表同士が腹を割って話し合って『こういう形で野党のあり方を作っていきましょう』、あるいは、こういう政策で一致させて、今の安倍政権・自民党政権に向き合っていきましょうという議論をすることは、大変意味のあることだと、私は考える」
などと反論した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)