初期の名曲から、現在につながる楽曲まで
●伸びやかな歌声が印象的な「TO BE」「Boys & Girls」
初期の伸びやかな歌声が聞きたい場合は「TO BE」「Boys & Girls」がお勧めだ。両曲はそれぞれ1999年の5月と7月に発売されており、初期の浜崎さんの代表曲と言えるもの。歌われている内容はドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系=放送終了)から察するに、両曲共に浜崎さんが自身と松浦勝人会長についてと思われる内容で、スターの座に駆け上がる浜崎さんと、それを応援する松浦会長が描かれているとファンの間で語り継がれている。
●初期の浜崎さんらしさを残す最後のシングルとも言われる「HEAVEN」
「HEAVEN」は浜崎さんがデビューしてから7年後となる2005年に発売されたシングル。デビューから時がたつにつれ、徐々にロックンロール調の曲が増える中、「悲しみ」がテーマとなった、初期の浜崎さんらしさが残る作品としてファンからの人気が高い曲であり、初心者向けの曲と言えるだろう。この曲以降、浜崎さんが出すシングルやコンサートで歌う曲はさらにロックンロール調のものが多くなったと言われており、初期の浜崎さんらしさを残す最後のシングルと指摘する声もあるほどだ。
●近年の浜崎さんの声質である「かすれ感」が楽しめる楽曲
デビューから13年後となる2011年に発売されたミニアルバム「FIVE」に収録された「progress」は、ベテランの風格を漂わせる、ややしゃがれた声が印象的。近年の浜崎さんの声質である「かすれ感」が楽しめる楽曲であり、前述のものと聞き比べるにはうってつけの楽曲だ。なお、同曲は「PlayStation 3」用のゲーム「テイルズ オブ エクシリア」(バンダイナムコゲームス)の主題歌に採用されており、その点も話題になった作品だ。なお、「はじめての浜崎あゆみ」には「テイルズ オブ エクシリア2」(同)の主題歌に採用された「song 4 u」(2012年発売のミニアルバム「LOVE」と2013年発売のアルバム「LOVE again」に収録)もリストアップされており、こちらも「かすれ感」が楽しめる楽曲となっている。
●つんくさんとのデュエットが話題を呼んだ「LOVE〜since 1999~」
最後に紹介するのは「LOVE〜since 1999~」。同曲は浜崎さんが1999年4月に発売したシングル「LOVE〜Destiny~」のカップリング曲であり、プレイリストの中では最も古い時期に発表された曲だ。同曲では浜崎さんが「シャ乱Q」(2015年に活動休止)のつんくさんとデュエットを実現させたことで大きな話題を集めた作品であり、自らをプロデュースしているわけではないつんくさんとデュエットを実現させたとして大きな驚きをもって迎えられた曲だ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)