J2町田ゼルビア、晴山岬の新型コロナ陽性発表 前日のU-19代表候補合宿に参加

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   サッカーJ2・FC町田ゼルビアは2020年8月2日、所属するFW晴山岬選手(19)に新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。

   晴山選手は1日、U-19日本代表候補のトレーニングキャンプに招集されたが、同キャンプは集合時の検査の結果、選手1人に新型コロナの陽性反応が認められたとして中止されていた。

  • 晴山岬(写真:アフロ)
    晴山岬(写真:アフロ)
  • 晴山岬(写真:アフロ)

京都サンガ戦は「予定通り開催」

   町田は発表で「晴山選手は昨日8月1日(土)、千葉県内で行われたU-19日本代表のトレーニングキャンプに合流した際、集合時に参加者全員に対して行われたSmartAmp法およびPCR検査の結果、陽性反応が認められました」と、合宿合流時に行ったPCR検査で陽性反応が出たことを明らかにした。現時点での病状については「37.2度の発熱があり、病院で療養しております」としている。

   他の選手・スタッフは「体調不良などの症状も確認されておりません」としている。7月31日に全選手・スタッフに実施したJリーグ公式PCR検査の結果が8月2日に分かり、ここでも「晴山選手を除いて全員陰性であることが確認されました」という。毎日の検温でも、1~2日には37.5度以上の計測者は晴山以外いなかった。

   町田は2日、J2第9節・京都サンガ戦をアウェーで予定しているが、「所管の保健所による確認の結果、遠征メンバー・帯同スタッフともに濃厚接触者は『無し』との判断が下されましたので、Jリーグおよび京都サンガF.C.と協議の結果、予定通り開催することとなりました」。今後も「保健所・専門家・Jリーグの提言を受けながら情報の公表を速やかに行ってまいります」としている。

8月1~5日に予定していた合宿は中止に

   26人の参加で1~5日に予定していたU-19日本代表候補合宿は1日、集合時の検査で選手1人が新型コロナ陽性反応を示したとして、日本サッカー協会(JFA)が中止を発表していた。この時点では選手名は公表されていなかった。「当該者以外の(集合時の)検査結果は全員陰性で、これまでのところ、他の参加者等から体調不良等の報告はありません。なお保健所により、参加者には濃厚接触者はいないことが確認されています」と状況を説明していた。

   町田は大友健寿社長のコメントも発表。「この度は当クラブ所属の晴山岬選手感染に関しまして、京都サンガF.C.様をはじめ、関係各所の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」とし、「所管の保健所に判断を仰いだ結果、遠征メンバーに濃厚接触者はおりませんでしたので、試合の方は開催できることになりました。今後も関係各所と連絡を取り合い、また、保健所・専門家の指示を仰ぎながら最善の対応ができるように努めてまいります」と説明した。そのうえで「クラブとしましては、これまでも感染予防対策は行っておりましたが、あらためて感染リスクはどこにでも潜んでいると強く実感しています。引き続き新型コロナウイルス感染症対策を実施し、選手・スタッフ、関係者全員に予防策の徹底をはかってまいります」と改めて対策を徹底する考えを示した。

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