相次ぐトラブルに一部で批判も
ローレンCOOによれば、ZAIKOを通じたライブの本数は「3月に20本だったのが、4月に100本以上、6月には1000本以上、7月を含めると1500本を超える」という。知名度も増し、落語や芝居など音楽以外の配信も行われるようになった。6月には独自の配信サービス「ZAIKO LIVE」をリリースし、主催者のニーズに応える形でサービスを拡充してきた。
しかし、そんな最中の6月13日、ZAIKOのサイトとライブの配信視聴ページにアクセスできない接続障害が一時的に発生した。これにより、同日のイベントが予定通り配信されない事態に見舞われた。約1ヶ月後の7月12日には、星野源さんのライブ配信中、一部ユーザーがZAIKOのサイトにログインしづらい状態が生じた。
星野さんのライブでは主催者側との協議の結果、チケット購入者がライブ映像をアーカイブ視聴できる期間を延長するという措置が取られた。だが、立て続けに起こった配信トラブルに対しては、ツイッター上の音楽関係者や音楽ファンの一部から不満、批判の声が聞かれた。
ZAIKOはニュースリリースを通じ、それぞれの障害の原因について発表している。リリースによると、6月のトラブルはプログラムのバグ、7月のトラブルは急激な購入アクセスの増加によるものだった。いずれも対策として「サーバー強化による安定的なネットワークの構築」「セキュリティの強化、それに伴うエンジニアのリソース拡充」を行い、こうした事象が「二度と発生しないよう努めてまいる所存です」とした。