プロ野球・オリックスバファローズの若月健矢捕手(24)が好調だ。今季は打撃に開眼、2020年7月31日の北海道日本ハムファイターズ戦でも同点本塁打を含む2安打と気を吐いている。
この試合の若月捕手の活躍ぶりに、YouTubeチャンネル「パ・リーグTV」は同日配信の動画に、「『強打者の風格』がヤバイわよ ヤバいわよ」とタイトルを打った。この「ヤバいわよ」、妻で声優の立花理香さんが演じているキャラクターのせりふだったのだ。
妻出演のゲームが元ネタ
「ヤバいわよ」はゲーム「プリンセスコネクト!Re:Dive」のキャラクター・キャルのせりふで、立花さんが演じている。もっともこのせりふはゲーム本編ではほとんど登場しない。2018年末~19年初めに放送されたCMの中でキャルが発したものだったが、インターネット上ではキャルの代表的なせりふとして定着している。
2019年12月28日に若月捕手と立花さんの結婚が発表されると、もともと立花さんが野球好きでオリックスファンを公言していたこともあり、「ヤバいわよ」は野球ファンにも浸透。若月捕手がニュースになるたびにネット掲示板やSNSに書き込まれている。
19年シーズンは一軍に定着するも打率1割7分8厘で貧打が課題だった若月捕手だが、今季はフォーム改造を試み開幕以来打撃は好調。7月31日時点で打率2割7分3厘、3本塁打を記録している。活躍のたびに「ヤバいわよ」が若月捕手の代名詞になりつつあった。それがついにパ・リーグTVにも採用されるに至ったというわけだ。
打撃にも名アドバイス?
「ヤバいわよ」と並んで、若月捕手の好調ぶりを表す時にネットで使われるワードがもうひとつある。
「プリンセスフォーム若月」
これも発端は「プリンセスコネクト!Re:Dive」で、キャラクターが能力を大幅に強化した形態を「プリンセスフォーム」と呼ぶ。打撃が好調な今の若月捕手を言い表すのにぴったりとのことで、「プリンセスフォーム若月」もしばしば野球ファンの間で使われる。
「(立花さんは)結構、いいアドバイスくれます」――。7月21日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で自身初の満塁ホームランを打った時にこうのろけた若月捕手だが、成績も知名度も結婚以来急上昇。「ヤバいわよ」だけでなく「プリンセスフォーム若月」までもメディアの見出しに踊ることになるだろうか。