ふるさと納税「復帰」第1弾は攻めてる?地味? 泉佐野市など3市町の返礼品出そろう

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「すっかり丸くなっちまいやがって」 やはり期待はギフト券?

   現時点でバラエティーの豊かさで目立つのが佐賀県みやき町だ。佐賀牛のステーキや野菜セット、そして皮まで食べられるバナナを使ったクラフトビールなど約280種類。3市町で最速の7月上旬にはふるさと納税情報サイトに掲載を再開し、数百件の寄付が集まっているという。20年度は10億円の寄付を見込む。みやき町もやはり地場産品などに限定しているようで、かつて人気を集めたiPadやギフト券などは見当たらない。

   3市町は19年6月、返礼品が過剰だったとして総務省にふるさと納税の制度から除外されたが、これを不服として泉佐野市が同省を提訴。20年6月30日の最高裁判決で逆転勝訴し、3市町は7月3日から制度への復帰が認められた。

泉佐野市の千代松市長(市提供)
泉佐野市の千代松市長(市提供)

   3市町の復帰について、ツイッターでは歓迎や応援の投稿をするユーザーもいる一方で、やはり目立つのはアマゾンギフト券などのように「攻める」返礼品への期待だ。

「すっかり丸くなっちまいやがって」
「返礼品が一気にショボくなりました」
「おいおいおーーーい!泉佐野に期待しているのは、そこじゃねぇだろww」
「まだAmazonカードは復活していない様ですね...」

   ふるさと納税をめぐっては、3市町とともに制度から除外され、一足遅れて7月17日に制度への復帰が認められた静岡県小山町も8月中旬から寄付の受け付けを再開する方針だ。

   4市町とも、「地場産品のみ、寄付額の3割以内」という返礼品に関する基準を守るスタンスのようだ。1年のブランクを経て、他の自治体と同じ「土俵」で、異なる存在感をどうアピールするか。真価が問われている。

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