お笑いコンビ・品川庄司の品川祐さんが2020年7月31日、テレビ番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に出演し、"恩人"である有吉弘行さんがつける「あだ名」の秀逸さについて語った。
「よく踏み台にされたなんて言われてますけど...」
この日、「芸人大好き芸人」として出演した品川さんは「大好きな人を挙げて行ったらキリがないけれど...」と前置きし、好きな芸人に有吉弘行さんを指名。品川さんに「おしゃべりクソ野郎」というあだ名をつけた有吉さんが、その後大ブレイクを果たした過去を振り返り、
「よく踏み台にされたなんて言われてますけど、『おしゃべりクソ野郎』がなかったら俺もうとっくにいない」
「もうこれは屋号」
と感謝していることを告白した。
そんな有吉さんの「名付け」を、品川さんは「毒と薬を同時に出している」と考察。自身の「おしゃクソ」は傍から見ると悪口だが、「おしゃべり」は笑いの根幹、それに「クソ野郎」をつけることによって面白さが増し、自分にとって悪口ではないと説明した。
その他にも、タレントのベッキーさんにつけた「元気の押し売り」に関し、「元気はベッキーのいい部分。押し売りで悪口に聞こえるが、『元気』と言われているので完全に悪い気はしない」。千原ジュニアさんの「屁理屈ガイコツ」については「(千原さんは)斜めに切ってトークにしている。言われてそんなに嫌じゃないと思う」。中山秀征さんの「バブルの生き残り」は、そもそも生き残っている時点で誉め言葉であると解釈している。
また、お笑いコンビ・ペナルティのワッキーさんにつけられた「クソ滑り芸人」は、「元気になってまた『アメトーーク!』で滑って欲しい!」という思いが込められているのではないかと話し、「そっから爆笑が生まれる。だから悪口じゃない」と断言。同じくゲスト出演した博多華丸さんも「『芸人』をつけているから、なんだかんだ仲間だよ、というメッセージ」と評価した。