8回に最大のチャンス訪れるも...
巨人は同点の走者を1塁に置き、パーラが石田の初球をライト前に運び無死1、3塁とした。逆転の走者を出しG党の期待が高まるなか、原監督は吉川の代打に中島宏之内野手(38)を送った。一打同点の場面で打席に入った中島は2-2から石田の128キロのチェンジアップについていけず空振り三振。1死1、3塁となり、ベンチは重盗を仕掛けるも失敗し、最大のチャンスを生かし切れずこの回、無得点に終わった。
この日の巨人はあと1点が遠かった。原監督は今シーズン、早め早めの積極采配を振るい選手もこれに応えてきたがこの日は8回の采配が裏目に出た。なかでも無死1、3塁の場面で吉川に代えて中島を打席に送ったことに対してネット上ではG党から「なぜ吉川に代打」と采配を疑問視する声が上がっている。6回に気迫のヘッドスライディングで先制点を導いた吉川だけにG党の不満が噴出したのだろう。
この日は10安打を放ちながらも12残塁で2得点に終わった。5カードぶりに負け越し、2位ヤクルトには2.5ゲーム差に詰め寄られている。7月31日の広島戦には出遅れていた畠世周投手(26)が今シーズン初の先発のマウンドに上がる。対する広島の先発は期待の新人・森下暢仁投手(22)が今シーズン5度目の先発マウンドに上がる。