経営改革に向かう姿勢を示せるか
さらに7月30日発表した2020年4~6月期の連結決算は最終損益が173億円の赤字(前期は12億円の赤字)という、さらに厳しい数字に。2021年3月期の業績予想は「未定」で、先行きにさらに暗雲をもたらしている。
足元では証券各社によるコニカミノルタの目標株価引き下げが相次いでいる。SMBC日興証券が6月17日に配信したリポートは投資判断を3段階で最下位の「3」を維持し、目標株価を350円から300円に引き下げた。コロナの影響を踏まえて業績予想を見直したことなどによるもので、2021年3月期の連結営業利益は従来予想の260億円から100億円に下方修正した。
コロナと向き合いつつ、経営改革に向かう姿勢が求められるが――。