茨城県大子町にある「大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ」(以下、グリンヴィラ)は、岩手県で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された男性が関東地方のキャンプ場を訪れていたことを受け、「当キャンプ場におきましてはそのような事実はございません」と2020年7月30日に公式サイト上で伝えた。
同キャンプ場をめぐっては、インターネット掲示板「5ちゃんねる」のスレッドで、感染した岩手県の男性が訪れていたかのような書き込みが見られていた。
5ちゃんねるで「詮索」の動き
岩手県は7月29日、県内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認されたことを発表した。1例目となった盛岡市の男性は、7月22日に関東地方のキャンプ場へ自家用車で移動し、23日〜26日にかけて友人3人と滞在。その後、キャンプに同行していた県外に住む友人1人がウイルス陽性だったとの報告を受け、自身もPCR検査を受けたところ感染が判明したとしている。
岩手県初の感染者が出たことを受け、インターネット掲示板「5ちゃんねる」のスレッドには、男性の行動などを詮索するような書き込みが見られた。その中には、7月29日から新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公園内のプールについてキャンプ宿泊者の利用を中止すると発表していた「グリンヴィラ」についての書き込みも複数あった。
そうした中、「グリンヴィラ」は7月30日に公式サイトを更新。男性が関東のキャンプ場を訪れていたと報じられていることについて「皆様ご心配の中お問い合わせをいただいております」と報告。その上で、
「当キャンプ場におきましてはそのような事実はございません。通常通り営業しております」
と伝えた。