人気バンド「Do As Infinity」の元メンバーでミュージシャンの長尾大容疑者(49)が覚せい剤取締法違反容疑で宮崎県警に逮捕されたとの報道が流れた2020年7月29日。長尾容疑者は現役メンバーではないとはいえ、同グループのファンからは逮捕を嘆く声が続々と上がっているが、その一方で、歌手の浜崎あゆみさん(41)のファンから驚きの声が上がっているのだ。
「この人いなかったら浜崎あゆみは成り立ってない」
長尾容疑者は1999年のグループ活動開始時こそ他のメンバーである大渡亮さん(49)、伴都美子さん(41)と共に表舞台に立って音楽活動を行っていたが、2001年からは長尾容疑者は楽曲制作に専念するようになり、表舞台から姿を消した。だが、長尾容疑者の名前は楽曲制作という面においては人々の目に留まり続けていたが、そうなった大きな要因が、浜崎さんへの楽曲提供だった。
代表的なものを挙げると、1999年5月発売の「TO BE」に始まり、同年7月発売の「Boys & Girls」、同年8月発売のマキシシングル「A」収録の4曲である「monochrome」「too late」「Trauma」「End roll」と、同年発売のシングル曲の作曲を担当したほか、2000年には「Far away」(作曲家の菊池一仁さんとの共作)「SEASONS」「AUDIENCE」を担当。2001年には「Dearest」、及び、2002年発売のマキシシングル「H」に収録された「independent」「July 1st」「HANABI」で、浜崎さんの作曲家名義「CREA」と共に作曲を担当しており、浜崎さんの全盛期を支えた作曲家だったのだ。
このため、浜崎さんのファンからは、
といった、浜崎さんの活躍は長尾容疑者なくしてはあり得なかったとする声が上がるなど、長尾容疑者の逮捕はDo As Infinityのファンだけに留まらない波紋の大きさがうかがえる。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)