巨人は1点を取りに行く野球を徹底
この日、ラミレス采配と対照的だったのが原辰徳監督(62)の采配だ。1点リードの8回、先頭の亀井善行外野手(38)がヒットで塁に出るとすかさず増田大輝内野手(27)を代走に送った。1死後、増田が2盗を決め、丸佳浩外野手(31)がタイムリーを放ち1点追加。抑えのエスコバーから足を絡めて効率よく1点を奪った。原監督の「1点を取りにいく野球」が勝敗を分けた。
7月15日からの6連敗後は1分けをはさんで3連勝と波に乗りかけたが、ここにきて2連敗。借金は「2」となり上位浮上のきっかけをつかめないでいる。29日はDeNA浜口遥大投手(25)、巨人・戸郷翔征投手(20)が先発のマウンドに上がる。首位・巨人とのゲーム差は6.5ゲーム。優勝を狙うためにはこれ以上は離されたくはない。DeNAの厳しい戦いが続く。