コミケ運営・赤ブー・コミVに聞く コロナ禍で浮き彫り、同人誌即売会の「役割」と「これから」

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今後の見通しは・・・

   こうした課題は抱えつつ、HIKKYも引き続き紙の本を含む様々な表現方法のサポートを検討しているという。

「まずは『作品発表の場を無くさないこと』が肝要だと思っています。一方でバーチャルイベントや電子書籍は便利ですが、紙の本でしか表現できないことはたくさんあり、今後も電子、紙、グッズなど、あらゆる表現方法が必要とされていくでしょう。ComicVket2は実施時期も含めて未定ですが、なるべく多くのクリエイターさんにご参加頂き、紙の本を含む様々な表現方法がサポートできる方法を継続的に検討していきます」

   2回目のバーチャル同人誌即売会「ComicVket1」は、8月13日から16日の4日間、開催予定だ。もちろん、紙の同人誌の通販も可能である。

   また、同人誌印刷所の苦境を受けた今後の見通しについて、コミケ準備会はJ-CASTニュースの取材にこう回答した。

「2020年冬につきましては、1975年12月のコミックマーケット誕生から45周年を迎えることを記念した企画なども加え、『エアコミケ』を発展させていくことを検討していますし、サークルの皆さんにはできるだけ同人誌を制作する形で参加していただけたらと思っています。詳細等定まり次第、公式Webサイト等にてご案内していきますので、よろしくお願いします」

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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