石原慎太郎氏、ALS「業病」発言に異論続出 取材依頼も...関係者通じ「丁重にお断りしたい」

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「武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳」と表現

   石原さんはツイートで、ALSについて、前世の悪行の報いの意味でも使われる「業病」との言葉を使い、「自殺のための身動きも出来ぬ女性が尊厳死を願って相談した」とした。

   容疑者の医師らは、検察がまだ起訴していないが、「二人の医師が薬を与え手助けした事で『殺害』容疑で起訴された」として、「武士道の切腹の際の苦しみを救うための介錯の美徳も知らぬ検察の愚かしさに腹が立つ」と怒りを露わにした。そのうえで、「裁判の折り私は是非とも医師たちの弁護人として法廷に立ちたい」と締め括っている。

   この投稿は、7月28日夕現在で1万件ほどもリツイートされており、賛否両論の意見が寄せられている。

   石原さんに批判的な声も相次ぎ、ツイッター上などでは、「『業病』などという、レッテル貼りをするのは、止めて」「尊厳死とすることは今の日本の法律では認められていない」「お金儲けのための自殺幇助ならば、またそれは違うのでは」といった指摘が出た。

   一方で、安楽死などは認めるべきではないかとの意見も多く、「耐え難い苦痛を感じならから生き続けることの方が不幸」「『幕を下ろす』選択を、自らが自由に選択できるように」「国会議員にはタブーを恐れず法整備をしてほしい」などと書き込まれている。

   石原さんは、様々な意見が寄せられたことについて、ツイッターでは28日19時時点では何も反応していない。J-CASTニュースでは同日、関係者を通じて石原さんに取材しようとしたが、「丁重にお断りしたい」とのことだった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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