久保建英「セビージャ移籍説」にネット沸く 過去には清武弘嗣も...スペイン強豪で「前例」作れるか

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   マジョルカ(スペイン)でのシーズンを終えた日本代表MF久保建英(19)に、来季セビージャへの移籍情報が浮上した。2020年7月27日、現地メディアが報じた。

   セビージャは今季レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードに次ぐ4位につけた強豪。移籍が実現すれば順調なステップアップといえ、ファンの期待も高まる。ただ、ポジション争いは当然熾烈を極める。

  • 今季マジョルカで活躍した久保建英(クラブ公式サイトより)
    今季マジョルカで活躍した久保建英(クラブ公式サイトより)
  • 今季マジョルカで活躍した久保建英(クラブ公式サイトより)

加入すれば...ウイングのポジション争いが熾烈

   スペインメディア「ラ・ラソン」は27日、久保の新天地としてセビージャへのレンタル移籍が有力候補にあがったと報じた。ベティス(今季15位)、グラナダ(同7位)、レアル・ソシエダ(同6位)など中堅クラブも獲得競争に乗り出しているが、久保はセビージャのフレン・ロペテギ監督のもとに行きたい考えがあるという。他に「エル・デスマルケ」など複数メディアが久保のセビージャ移籍説を報じている。

   ロペテギ監督といえば、スペイン代表のほか、半年で解任されたとはいえレアル・マドリードも率いた経験がある。今季就任したセビージャは4位に入り、来季の欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権も獲得。久保が「本籍」を置くレアルとは上位を争うライバル同士だ。

   久保は今季レンタルで所属したマジョルカで、スペイン1シーズン目にして36試合出場4ゴール5アシスト。チームは19位で2部に降格したものの、特に新型コロナウイルスによるリーグ中断空けの6~7月は攻撃の主力としてけん引した。

   外国選手枠争いの関係でレアル復帰はまだ難しいとみられるが、来季の活躍がその翌年以降の試金石となる。スペイン上位クラブで通用するかどうかを見極めるにあたり、セビージャ移籍が実現すれば大きなステップアップといえる。

   ポジション争いは熾烈。セビージャには久保が主戦場としてきたウイングには、左右どちらもこなすアルゼンチン代表MFオカンポスが君臨する。今季開幕前に加入したばかりだがすぐに定位置をつかみ、チームトップの14ゴールをあげた。ウイングにはさらに、年始に加わって主力となったMFスソ、元バルセロナのMFムニルらがひしめく。

   一方、セビージャは来季リーグ戦、カップ戦、CLを戦うため攻撃の選手に人数が必要。積極的にターンオーバーをする可能性が高く、もし久保が加入したら出番は増えてきそうだ。

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