神奈川県の黒岩祐治知事は2020年7月28日にツイッターを更新し、「神奈川警戒アラート」の発動日にプロ野球観戦をしていたと報じられたことについて言及した。
アラートでは「外出自粛などは求めてはいません」とし、「どんな風に感染防止対策をしながら試合をするのか、ぜひ観て欲しいとのお申し出があり、観戦に出かけた」と経緯を説明した。
元々「外出自粛などは求めてはいません」
読売新聞オンラインの7月28日の報道によると、黒岩知事は神奈川県内の新型コロナウイルスの感染増加傾向を受けて「神奈川警戒アラート」が発動された7月17日に、横浜スタジアムの個別観覧席で読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズの試合を観戦したという。この日の横浜スタジアムは今季初の有観客試合で、入場客数は上限5000人以下に制限されていた。
「神奈川警戒アラート」では、県民に対して3つの密(密閉、密接、密集)を避けること、感染防止対策がなされていない場所(「感染防止対策取組書」が掲げられていない場所)には行かないこと、事業者に対してテレワークや時差出勤などで人との接触機会を減らす取り組みを徹底すること、「感染防止対策取組書」と「LINEコロナお知らせシステム」の掲示を徹底することを呼びかけている。
黒岩知事は28日のツイッターで、アラートについて『感染防止対策取組書非掲示店には行かないで』と呼びかけたもので、外出自粛などは求めてはいません」と説明。その上で「DeNAが観客を入れた最初の試合、どんな風に感染防止対策をしながら試合をするのか、ぜひ観て欲しいとのお申し出があり、観戦に出かけたものです」と経緯を伝え、観戦自体には問題がないとの見方を示した。
なお、試合の観戦が公務かプライベートかについては言及しなかった。
神奈川警戒アラートは「感染防止対策取組書非掲示店には行かないで」と呼びかけたもので、外出自粛などは求めてはいません。DeNAが観客を入れた最初の試合、どんな風に感染防止対策をしながら試合をするのか、ぜひ観て欲しいとのお申し出があり、観戦に出かけたものです。
— 黒岩祐治 (@kuroiwayuji) July 28, 2020