JTBは、「準備の関係上」からツアーを3日遅れで
一方で、変則的とも言えそうなスタートをした旅行会社もあった。
JTBは、公式サイトなどで7月27日から割引価格の商品表示を始めたが、8月末までの夏休み中の宿泊だけの取り扱いだった。ツアーはまだ対象外で、7月30日からスタートすると告知している。
「夏休みの宿泊は、準備が整ったためで、その後の宿泊は、準備次第になります。ツアーが少し遅れたのは、準備の関係上です」(同社広報室)
また、ジェイトリップは、公式サイトで27日から沖縄と北海道を先行して割引表示を始めた。東京を除くそれ以外の地域は、28日以降になるとしている。
旅行サイト「じゃらんネット」を運営するリクルートライフスタイルは、27日からの割引価格表示を見送った。
「27日を目指していましたが、システム面の準備が間に合いませんでした。いつからスタートするかは、まだ決まっていません。準備が整い次第になります」(広報担当者)
「楽天トラベル」を運営する楽天も、公式サイトでキャンペーンをPRしているが、27日は動きがなかった。
「安心・安全をしっかり打ち出せるように、対策を検討していますが、まだ固まっていません。旅行者の方が気になっていることについては、最大限配慮したいと考えています。実施時期については未定です」(PRグループの担当者)
ただ、キャンペーンの事業者登録は済ませており、同様に登録した宿泊施設なら、還元の対象になるとしている。
ちなみに、同社の三木谷浩史社長は、ツイッターで「GoToは、感染が落ち着いてから」との持論を述べており、楽天を含めたIT企業などでつくる新経済連盟は18日、代表理事の三木谷氏の名前で、医療崩壊する地域が出る可能性があるとして、政府にスタート延期の緊急申し入れを行っている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)