J1名古屋の感染は「対岸の火事ではない」 広がる危機感...日程の「超過密化」も

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故障リスク増への懸念も

   また、日程が過密になれば疲労などもたまる。各チームがターンオーバー(先発メンバーの入れ替え)を敷いているが、そうなると戦力の確保がいっそう重要になるだけに、懸念されるのはケガ。負傷者が出ることは例年以上に大きな痛手となり得る。

   日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今季開幕前に示した「レフェリングスタンダード」では、これまでよりもコンタクトプレーによるファウルを取らない趣旨の方針が明かされている。球際での激しさが増していくことが予想されると同時に、インターネット上ではファンから、

「ファウル流していくのが世界基準だとしても見るとこ見てくれないと怪我だけ増えるぞコレ」
「コンタクトに耐えることを求めるよりしっかりファール取るべきちゃう? 怪我にも繋がる、ゲームも荒れる」

などと故障のリスク増を心配する声もある。

   Jリーグは27日、日本野球機構(NPB)と専門家による新型コロナウイルス対策連絡会議を開いた。専門家からは、今回のように陽性判明後、試合までに濃厚接触者の特定が間に合わないことは今後も起こり得るとして、同様の事態が起きた際の試合開催について「マニュアルに記載してはどうか」などの提言がされている。未曾有の事態に見舞われたシーズンで、暗中模索のリーグ運営が続く。

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