「イメージを損なわない」と撮影許可出したが...
大学に寄せられた意見としては「どうして使用許可を出したのか」「大学の授業がオンライン体制で行われ、自分たち学生がキャンパスに入れず辛い思いをしているのに、大学が部外者にキャンパス使用を許すのはおかしいのではないか」などがあったとしている。
大学によれば、7月2日に動画制作の仲介を行う代理店から大学利用の申し込みがあり、企画書を審査したところ「本学のイメージを損なわない」という判断から利用を許可。その後、13日に学内で撮影が行われ、大学側は動画の完成版を公開前にチェックするはずだったという。
しかし、実際には代理店からの連絡不足で、大学側の映像確認がないまま動画が公開されたとしている。その内容も「想定に反して、本学の大切にしている『建学の理念』やイメージに沿ったものと言えないものでした」だったとし、
「大学に来たくても来られず自宅学習を余儀なくされ、辛く寂しい思いを募らせているであろう学生の皆さんの気持ちを考えると、もっと慎重に対処すべきであった、大事な学生たちへの配慮が十全でなかったと言わざるを得ません。本当に申し訳ありませんでした」
と謝罪した。