「訴追されないならお手伝いしたい」「嬉しくて泣けてきました」  ALS患者嘱託殺人事件、医師と交わした「会話」の中身

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殺害された女性「既成事実をつくるのが一番良い」

   一方、殺害された女性も、ブログやツイッターで「安楽死」についてたびたび言及している。

   ブログは、「スイスで安楽死を受ける」ことを目標に開設したという。最初に投稿された記事「早く楽になりたい」では、「助からないと分かっているなら、どうすることも出来ないなら、本人の意識がはっきりしていて意思を明確に示せるなら、安楽死を認めるべきだ」「せめてこんな身体で苦労して海外まで行くのだから安楽死を受けることぐらい許して欲しい。付添い人が自殺幇助罪に当たるなんて言うな!」と、安楽死をめぐる法制度への不満をつづっている。

   その後の記事でも、一貫して同様の持論を展開している。

「日本で安楽死が認められるようになるには大きな価値観の変化が必要だ。自分の人生は自分だけのもの」
「安楽死法制化の実現に向けては引き続き貢献していきたい。私が既成事実をつくるのが一番良いと思う」
「主治医には何か容態が悪くなったら意識がなければ治療せずにそのまま逝かせてくれと頼んである。正直、何かで意識がないままコロっと逝けたらラッキーだ」
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