中日ファン「試合見たくない」、指揮官「選手を信頼」... 貧打露呈で「借金7」今季最多に

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今季は先制されると負けパターン続く

   今シーズンは先発が先制を許すと試合をひっくり返すことが出来ずに負けるパターンが多く見られる。貧打に加えて中継ぎが崩れるため逆転ゲームが極端に少ない。ここまで先制された試合は2勝15敗と大きく負け越しており、この数字が現在のチーム状態を如実に物語っている。

   また、指揮官の采配にも迷いが見られる。アルモンテの離脱以降、打撃不振の福田永将内野手(31)を3番で起用し続け、打率1割台の平田を完全に外さず我慢の起用が続いた。与田剛監督(54)は「どんな状況になろうが選手を信頼して使うということに変わりない」と信念を語ったが、どん底の状態にあるチームにファンのフラストレーションはたまる一方。ネット上では「もう試合を見たくない」との声も上がっているほど事態は深刻だ。

   チームの勝率は3割台にまで落ち込み、借金は今シーズン最多の「7」まで膨れ上がった。今シーズンは新型コロナウイルスの影響でセ・リーグはクライマックスシリーズ(CS)が中止となり、日本シリーズに進出するためには優勝あるのみ。首位を快走する巨人とのゲーム差はすでに8.5ゲーム。夏本番を迎える前にウサギの姿がはるか遠くかすんで見える。

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