警視庁警備部災害対策課公式ツイッターが2020年7月21日、効率良く車の温度を下げる方法を紹介した。
炎天下の駐車では50度を超えることも
政府広報オンラインによると、熱中症は毎年7月から8月に多く発生しており、「特に梅雨明けの蒸し暑く、急に暑くなる7月には、体が暑さに慣れていないため、例年熱中症による救急搬送者数や死亡者数が急増している」という。
そんな中、警視庁の公式ツイッターは車内のエアコン設定パネルの写真を添えて、「炎天下で車を駐車すると、車内温度が50度を超えることがあります」と熱中症への注意喚起を行った。
また車内温度が高い場合は「窓をすべて開き、エアコンをオート・LOW(最低温度)・外気導入にしてみて下さい。その状態でさらに数分走ると効率良く温度を下げることができます」と紹介した。
ポイントは「はじめに外気導入すること!(外気の方が車内より温度が低いため)」。車内温度が下がった後は、冷気が逃げるのを避けるため、設定を「内気循環に戻すのを忘れずに!」としている。
車の暑さ対策でサンシェードを使用している人も多いようだが、JAF (一般社団法人日本自動車連盟)が公式サイトで公開しているユーザーテストによると、サンシェードや窓開けで暑さ対策をしていても「温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない」という。
ツイッターの投稿にはユーザーから「窓を開ける前に、ドアをバタバタ(開け閉め)させると、かなり車内温度が下がりますよ」「駐車する時はハンドルにバスタオルを掛けて置く」など、暑さ対策に関するコメントが寄せられている。
炎天下で車を駐車すると車内温度が50度を超えることがあります。そんな時は窓をすべて開き、エアコンをオート・LOW(最低温度)・外気導入にしてみて下さい。その状態でさらに数分走ると効率良く温度を下げることができます。その後は内気循環に戻すのを忘れずに!(外気循環だと冷気が逃げるため) pic.twitter.com/U44opp4gK2
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) July 20, 2020