コンサート「16人選抜」で「今までとは全然違う風に見えた」
―― 20年1月のコンサートでは、一部の楽曲でフロントメンバーに選ばれたり、終演後の「影アナ」を任されたりしました。このコンサートには、厳しい合宿で選抜された16人しか出演できませんでした。そこでの経験は、どう影響したと考えますか。
藤崎: コンサートで自分がフロントに立つことが多かったり、センターに立たせていただくことがあるというのは、ファンの皆さんは当日のコンサートを見るまで分かりません。レッスン期間は自分の役割をファンの皆さんにお伝えできないので、すごく孤独や不安が大きかったです。本番になったときに自分がその立ち位置にいるのをファンの皆さんが見てどういう風に思うんだろう、というのがすごく不安でした。コンサートを終えたときにファンの皆さんから「未夢ちゃんのダンスがすごい堂々としててよかった」「ソロでやってるところ、すごくかっこよくって今までの未夢ちゃんとは全然違う風に見えた」と言っていただくことが多く、頑張ってよかったと思いました。
―― ベテランの本間さんにとっても、合宿はやっぱり大変でしたか。
本間: 大変でしたね。合宿はNGT48加入当初や、「ネ申(ネもうす)テレビ」(ファミリー劇場)の企画で経験したことはありますが、久しぶりに合宿というものを体験して、やっぱり加入したての頃と感じるものは全く違うものでした。
―― 厳しいレッスンだと「心機一転」というところもありますか。
本間: そうですね。
―― 藤崎さんは研究生からの初選抜、初センターです。抜擢を知らされたときは、どんな思いでしたか。初のMV撮影で、自分の前に人がいない光景はいかがでしたか。スムーズに撮影できましたか。
藤崎: まず、全員選抜だということを聞いたので、そこで自分が初めて選抜入りすることができたことがまず嬉しかったです。自分がセンターになるのは全く予想してなかったので、発表されたときはものすごく驚きました。その後は、センターに立たせていただけるという嬉しさと、1年9か月ぶりに出させていただくシングルということでNGT48にとってすごく大事なシングルになると思うので、そこでセンターだという責任感や不安がすごくありました。でも、全員選抜だからこそ頼れる先輩方だったり、いつも一緒にいて安心できる研究生のみんながいたりして、不安がだんだんなくなってきてMV撮影はすごく楽しかったという印象が一番です。もちろん前に誰もいないというのもありますが、でも後ろに全員いることの方が私はすごく大きく、MV撮影ではあんまり不安はありませんでした。