「置き配」で増える「オートロック無断突破」 アマゾン配達員が明かす現場の事情

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アマゾン委託の個人事業主、「AIが成績判断」?

   この配達員の男性によると、アマゾンフレックスでも請け負っている個人事業主らは、配達完了率や誤配率などからアマゾンの人工知能(AI)から「成績が悪い」と判断されれば、仕事が優先的に回されなくなると考えているという。そのため、配達員らは再配達をできるだけ減らそうと行動する――というわけだ。

   男性自身も、やむを得ずオートロックのマンション内に入って置き配をすることもあるが、トラブルを避けるために次のような工夫をしている。

「マンションの別の住民へ荷物を届ける時に(不在の受取人にも)一緒に置き配するだけでなく、管理人を呼び出して開錠してもらうこともあります。ただしどちらも置き配指定が前提で、不在表にどういう経緯で玄関前に置いたのかという説明文を丁寧に書くようにしています」
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   オートロックの「無断突破」について、J-CASTニュースではアマゾンジャパンや大手宅配3社の見解を聞いてみた。

「ドライバーさんに対しては、リーフレットの配布やオンライントレーニングのほか、配送に関して何かわからないことがあった場合に質問に回答する電話窓口を設けることでサポートしています」(アマゾンジャパン合同会社広報本部)
「弊社では、オートロックのマンションにお住まいのお客さまが、「自宅前への置き配」をご指定いただき、ご不在だった場合は、配達は行わず、ポストに不在票を入れて荷物を持ち帰る運用にしています」(ヤマトホールディングス広報戦略担当)
「弊社の指定場所配送サービスで(オートロックの無断突破のような)事例が発生しているという報告は聞いておりません」(佐川急便広報課)
「ご不在時等に実施する置き配については、お客様からの事前の申請等により置き配をするものです。勝手にオートロック内に入り置き配を行うことはない制度としております」(日本郵便調査・広報部)」
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