「『映画館に行こう!』実行委員会」による映画の盗撮防止を訴えるキャンペーンCM「NO MORE映画泥棒」の新作が、2020年7月17日に公開された。日本のツイッターではCMの内容が「面白い」と話題を呼び、同日午前から「映画泥棒」の名前がトレンド入りを果たしている。
ポップコーン男とジュース男も出演
「NO MORE映画泥棒」は、カメラ男とパトランプ男の逮捕劇を通して、盗撮や不正ダウンロードの防止を訴えるCMで、2007年から全国の映画館で上映されている。
そんな中、17日には「映画館に行こう!」実行委員会公式YouTubeチャンネルで新作CMが公開された。新CMでは街中を逃走するカメラ男をパトランプ男が追跡する内容になっており、映画なみのパルクールアクションを見せている。またCMの最後にはこれまでなかった英語・中国語・韓国語の字幕説明や、4つの映倫レーティング(映画倫理機構が定める観覧年齢制限)の告知が追加された。
シリーズ1作目から演出を手掛けている「映画刀剣乱舞」の耶雲哉治(やくも・さいじ)監督は、同日ツイッターで「NO MORE映画泥棒。まさかこんなに長く続くシリーズになるとは思いませんでした」と驚いた旨をつづり、
「シリーズ初の外ロケだったので撮影現場に人が集まってスマホで盗撮される心配をしてましたが、全く騒ぎも起きず『撮影はご遠慮ください』プラカードに守られる映画泥棒さんがシュールでした」
と撮影の裏話を明かした。
また映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督は、
「映画泥棒の新作きてるやん!街中ランチェイス!パルクール!ヒーロー着地!30秒に映画をぎゅっと詰め込んできやがった!こりゃ映画館に観に行かないと!」
と興奮した様子でコメントしている。
SNSユーザーからは「逃走劇中のパルクールすごいですね!」「前作とは違い躍動的な新CM。映画鑑賞の前に楽しみが増えました」など、CMを賞賛する声が相次でいる。また前作にも登場したポップコーン男とジュース男が出演していることに触れ、「ちょこっと映ってる2人が相変わらず可愛い」「また2人で座っていちゃいちゃしているのが最高」とのコメントも寄せられた。