336万円支払った会社も
営業を受けた企業はJ-CASTニュースの取材に、口コミは実体験にもとづかず、ヒアリングシートの要望に沿って書き込むとの説明を受けたという。
関係者によれば、A社のオフィスには60台以上のスマートフォンが用意されており、それぞれで口コミサイト用のアカウントを作成して書き込んでいく。
J-CASTニュースでは、契約書の写しを数十社分入手した。申し込み送付先はいずれもBazzCop.LTDかA社で、振込先はA社または関連会社の社長の口座になっている。
太陽光発電の販売・施工などを手がける企業は19年8月に、口コミサイトの書き込みと「インスタ爆増」プランで計336万円支払う契約を結んだ。
福岡市にあるイタリアンレストランは20年1月に、39万6000円で契約した。確認事項には「投稿の際に使用する写真データ(ご提供いただくもの)は投稿媒体、公式SNSなどで使用しているものと同じものは使えません(中略)スマホ等で撮影をした、お客様目線での写真のご提供をお願い致します」との項目がある。
そのほか、宿泊業者、化粧品販売会社、クリニック、整骨院などと契約していた。