ボクシングの元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(25)=メキシコ=が、ユーチューブの専門チャンネル「NO PUEDES JUGAR BOXEO」のインタビューを受け、今後の青写真を明かした。2020年7月14日に公開された。
ボクシングの専門サイト「Noti Fight」が報じたもので、ネリはインタビュー中でバンタム級に戻る可能性を示唆。WBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(27)=大橋=を挑発し、ビッグマウスを炸裂させた。
バンタム級を独自に格付け
ネリは昨年11月にエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とWBC世界バンタム級挑戦者決定戦を行う予定だったが、前日計量で体重超過の失態を犯し試合は中止となった。これがWBCのマウリシオ・スライマン会長の怒りを買い、バンタム級の世界ランクから除外された。再起にあたり階級を上げることを命じられ、3月28日にスーパーバンタム級で再起する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で試合は延期となっていた。
「Noti Fight」によると、延期となっていた試合は8月29日に米国で行われる予定で、対戦相手は当初のアーロン・アラメダ(メキシコ)となる。ネリはWBCの最新ランキングでスーパーバンタム級1位にランクされており、同級9位のアラメダと世界ランカー対決となる。ネリは現在、次戦に向けてメキシコ・グアダラハラでエディー・レイノソ氏の指導のもとトレーニングを積んでいる。
ネリはバンタム級で2度にわたる体重超過の失態を犯しながらも、タイトル奪取に自信満々で、バンタム級とスーパーバンタム級の2つの階級で主要4団体の王座獲得を目指していることを明言。さらには現時点のバンタム級の格付けをし、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)、ノニト・ドネア(フィリピン)、井上、ジェイソン・モロニー(豪州)、ジョンリル・カシメロ(フィリピン)、ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)の順に名を挙げた。