新たに「守護神問題」が浮上...
7月7日のヤクルト戦から本拠地ナゴヤドームでの試合が続くなか、ここまで7戦して1勝5敗1分と大きく負け越している。11日の広島戦では3回に9点を失い結局、23安打を許して19失点。続く12日の広島戦でも投手陣が崩れて12安打7失点で完敗した。この日の失点は4回の5点のみだったが、DeNA打線に10本のヒットを打たれ3試合連続で2ケタ安打を許した。
投打の歯車がかみ合わないチームにおいて、「守護神問題」が浮上している。開幕から抑えを務めてきた岡田俊哉投手(28)が不調に陥り、ここ2試合は中継ぎとして起用されている。指揮官は調子の上がらない岡田を気遣いながら今後の起用法に関して明言を避けているが、ライデル・マルティネス投手(23)が新守護神に指名される可能性もあり、流動的となっている。
チームの投手力低迷は深刻で、失点はリーグワーストの「113」。リーグ唯一の3ケタ台となっている。一方で今シーズンはここまで盗塁がリーグ最少の3つで、積極的な仕掛けが少ない。現在3カード連続で負け越しており、15日のDeNA第2戦を落とせば4カード連続の負け越しが決定する。連敗ストップとなるか。中日の苦しい戦いは続く。