2020年7月18日に放送される「音楽の日」(TBS系)が視聴者の間で話題だ。
同番組は2011年から毎年夏に放送される歌番組。司会は例年通り元SMAPの中居正広さん(47)とTBSの安住紳一郎アナウンサー(46)が務める。恒例となった同番組が今年も放送されるとあってネット上では視聴者からの喜びの声が続々と上がっているが、その一方で、出場歌手に対してそのラインアップに驚く声も上がっている。
「WANDS」「スピッツ」「大事MANブラザーズ立川俊之」「MAX」
同番組をめぐっては放送が発表されるや、巨大掲示板では番組についてのスレッドが立てられるなど視聴者からは大きな反響が上がっているが、とあるスレッドでは出場者のラインアップに対して、「アラフォーがターゲットか」といった声が続々。他にも、「こんなの40代以上しか見ないやろ」と、その人選の渋さを指摘している。
そこで、番組公式サイトで発表されている出演歌手を見てみると、現時点で発表されている歌手は58組だが、その中に、「WANDS」「スピッツ」「大事MANブラザーズ立川俊之」「MAX」といった1990年代前半~中頃に大活躍した歌手が名を連ねており、当時、思春期を迎えていた現在の35~40歳の層が激しく反応してしまう要素が盛りだくさんなラインアップなのだ。
このほか、巨大掲示板では「DOZAN11」の出演についても大きな話題に。2014年に「三木道三」から改名した「DOZAN11」は前述の歌手に比べれば時代は下るものの、2001年に「Lifetime Respect」を発表。やはり、現在の35~40歳の層が大人への階段を上る頃に大活躍していた歌手だ。そこで、今回は、これらの歌手の近況についてまとめてみよう。
どのアーティストも現役稼働が続く
まず、1997年に一旦はオリジナルメンバーが消滅するなど入れ替わりの激しさも話題になった「WANDS」。複数の活動休止期間はあったものの、2019年11月には上原大史さんを新たなボーカリストとして迎えて活動を再開している。また、「スピッツ」はグループの活動は継続して行われているのはもちろん、2018年1月にはボーカルの草野マサムネさん(52)がパーソナリティーを務める「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」(TOKYO FM)が放送されており、7月12日の放送では草野さんが、若い頃に出会っていなくてもファンになっていたであろうアーティストについて語るなどした内容がリスナー間で話題になった。
続けて、「大事MANブラザーズ」の立川俊之さん(54)は、2019年に「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)とコラボし、オリジナルソング「生きてりゃいいことあるからさ」を発表。また、「MAX」は同年に4年ぶりのシングル「パルテノン」をリリース。そして、DOZAN11は同年、5年ぶりの新曲となる「新しい未来へ」を発表するなど、こちらも現役稼働を継続中だ。
これら、30~40代が飛びついてしまいそうなラインアップには、上記の声の他にも「ブックオフで集めて来たようなメンツで草」「たまにカラオケで歌うと地味に盛り上がる」といった声が上がるなど、その懐かしさを胸に番組の放送を待ち望む声が上がっている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)