「M」放送で昔のファンが戻った!?
今でこそ、当たり前の演出となった「多数のダンサーを従えてのライブ」。しかし、そうではなかった時代を知るファンからは、以前から、「ダンサー多すぎじゃない?あんなにいらないと思うんだけど」といった不満がくすぶるなどしてきた。そして、今回、浜崎さんが無観客ライブを発表した際にも、前述のもののほかにも、「あのやたらと沢山いるダンサー?は要らないんじゃないかと思う...」といった声が以前にも増して噴出しているようだ。これは一体、どういうことなのだろうか。
考えられるのは、7月4日に最終回を迎えたドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)が4月から7月にかけて放送されたことで、浜崎さんの歌手活動の初期においてファンだった人々が、再び浜崎さんに注目し始めているということではないだろうか。同ドラマでは浜崎さんの初期のシングルである「trust」や、2000年発売の「vogue」など、2000年のライブで披露された楽曲が多数流れており、これらの楽曲に反応した「かつてのファン」が戻り始めているということなのではないだろうか。
翻って、浜崎さんが7月25日に開催する無観客ライブは、まだそのセットリストについては不明だが、新曲である「オヒアの木」を披露することはAbemaTVのサイトで発表されている。同曲は「M 愛すべき人がいて」の放送終了直前の7月5日午前0時に配信が始まったデジタルシングルだが、その曲調は近年にない実に穏やかな曲調で、母となった浜崎さんの作風の変化を感じさせるものだった。
そうなると、同曲にはそれほど派手な演出は必要ないとも考えられるわけであり、そう考えると、無観客ライブで同曲を披露する際にはそれほど多数のダンサーを必要としない可能性もある。また、同曲以外のセットリストは不明だが、浜崎さんの心境に変化が起きているとするならば、近年のライブでの演出が見直される可能性も否定できない。仮に浜崎さんが「原点回帰」を志向するのであれば、それを歓迎するファンは相当数に上るのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)