選手の今季平均年俸12球団最下位もコスパは最強
日本プロ野球選手会は6月29日、加入選手を対象とした年俸調査結果(外国人選手、出来高払いを除く)を発表。支配下登録選手の今季平均年俸でロッテは12球団中最低の3035万円だった。1位ソフトバンクの7131万円の半額以下にもかかわらず今シーズン好調を維持するロッテは、コストパフォーマンス最強チームと呼ばれている。
「12球団の年俸ですが、発表されたものに外国人選手が入っていないので評価のしようがないと思っています。うちの球団が一番下になっているのは、涌井選手や鈴木大地選手といったうちの中では比較的年俸の高い選手が移籍し、それ以外の選手が入ってきているので平均するとこういう形になっている。年俸の総額を削ってケチケチやりましょうというような発想は全くないですね。2018年には丸選手(現巨人)を獲りにいっていますし」(河合氏)
今シーズンは新型コロナウイルスの影響で特別ルールが適用され、レギュラーシーズンは120試合に短縮された。例年よりも試合が少ない分、開幕からのスタートダッシュが大きく影響するなか、ペナントレースでは好位置につけ、2005年以来のリーグ優勝も夢ではない。
「優勝の勝率は5割5分から6割の間で、結局2回に1回は負けるゲームなんです。今回は8連勝しましたが、これが続くことなどありえないので、どのようにして5割5分を維持していこうかと。分析したら8回の失点が多いことが分かったため、ここを出来るだけ減らして防御率を良くし、盗塁の機会を増やして得点力を上げるということを地道に繰り返し、1勝1敗よりも少し上を行くところを絶えずやり続けるというのをチームとしてやっていかなくてはなりません。優勝した際にはリモートビールかけをやろうと言ってます。ファンの方と一緒にリモートでビールかけをやれば、何万人が一気にリモートビールかけができるわけです。これはビール会社にとってもビジネスチャンスになると思います。このような発想はコロナの事態が起こらなければおそらく出てこなかったでしょう」(河合氏)